摂津っ子の転職体験談2

 書類選考が通過したら、面接が行われます。在職中の人間が一番気にするのは、どうやって面接に行くかです。営業なら取引先で商談が長引いたとか、道路が混んでいたという言い訳が可能で、比較的に外に抜け出す時間を確保しやすいです。参考にはなりませんが、私のやり方を書きます。私は経理職ですが、勤務時間中に10回以上面接に行きました。一切上司にはバレずに。バレないであろうと高をくくっていました。なぜかというと部下である私を、全く見ていなかったからです。上司に何の相談もせず、転職先を決定してから報告しようと考えていました。退職前に新婚旅行に行くという予定も無事達成できました。新天地でいきなり新婚旅行は無理ですからね。在職中の特権は使えるのであれば、使わないと損なので。

 今にして思うと台湾の新婚旅行は、気分転換になりました。本当に転職活動が自分にとって正しい行動なのか、感情で動いていないのかを再認識できました。日常と違う環境に身を置くことによって、今まで以上に客観的に自分自身、前の会社を見ることができました。台北の保安宮というところでクジを引いたのですが、面白い結果となりました。クジは勿論中国語なのでなんとなくしか意味が分かりません。台北のご老人は日本語がお分かりなので、意味を聞きました。「君思千里任放遊 動用経営自在求 雲翁欲遮風巳吹 一輪明月満天秋」(日本語の漢字でないものは、当て字にしました。)ご老人に「あなたは今、会社で手を抜いていますね。開花するかもしれない才能が、今のままでは能力が発揮できなくなりますよ。」と言われました。確かにその頃は、会社の仕事はかなり手を抜いていて、転職活動に本腰を置いておりました。私は占いを信じる方ではありませんが、当たっていたので信じてしまいました。新婚旅行の後、1ヶ月以内に結果を出すことを決意しました。

 新婚旅行から帰国し、1週間も経たないうちに最終面接がありました。そこの会社で現在働いております。面接では「新婚旅行はまだですか?」という非常にざっくばらんな質問をされた記憶がございます。他社の面談を断り、気分転換をするため新婚旅行へ行きましたと答えました。うそではなく、ホンマの回答ですね!

 細かい面接の質問事項はここでは書きません。というよりかは、書けません・・・最初は、在職中の会社への不満は一切言わないでおこうと考えておりました。しかし、面接官がなんで転職活動をしているのか?と聞き「正直に答えていいのですか?」と言うと、「そちらの方が、ありのままのあなたが分かるので」という返答でした。地域性もあると思います。本音の大阪と、タテマエの東京。私は在職中だった会社と上司への不満を面接でぶつけましたが、それがプラスに出るとは限りません。緊張しなかった面接がやはり通過していたので、変に自分を飾っても面接官は見破ります。素の自分を出して、受け入れられるのであれば、そこが自分にとってのいい会社です。


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