転職の動機は?

 転職したいと考える動機は何ですか?一番多いのは人間関係でしょう。でも人間関係だけで転職するのは基本的にお勧めできません。なぜなら、転職しても人間関係が良好になるとは限らないからです。感情だけで判断するのは、動物であって人間のすることではありません。大事な場面では感情を一切無視しましょう。妥当な判断ができなくなります。これは仕事だけでなく、人生通じて共通ですね。

 これだけは言える事ですが、転職するかどうか迷っているのであれば、転職はやめましょう。明確な理由がなく活動をしても成果は得られません。でも、今の会社にいること自体が時間の無駄と考えたり、価値のない仕事をしていると感じたら迷わず転職して下さい。そんな環境にいてもいずれは自分を卑下するようになってしまいます。


・人間関係
 人間関係で想定される最大の理由は、おそらく上司との関係でしょう。「上司は自分の能力を分かっていない」「アホな上司の下で働くのは嫌だ」等、居酒屋で誰もが言ったことがある言葉でしょう。同じことを繰り返して書きます。感情で判断するのはやめましょう。上司は他社で通用する人材ですか?上司に尊敬できる部分はありますか?あなたが何か得ることができるスキルを有している上司ですか?客観的に判断し、どれも当てはらないのであれば、そんな上司を見捨てて転職しましょう。あなたのためです。私の場合は、いずれも該当しなかったので、上司と会社を見切って行動に移しました。一番悪いのは、文句だけ言って何も行動しないことです。口だけで何も行動しないのは、単なる評論家です。

 上司は基本的に部下が自分を追い越すことを望んでいません。上司の前提条件は部下より有能であることです。ここで問題なのは、本当に有能なのか?であること。あなたが上司を現場から見るのか、会社側から見るのかによって判断が異なるでしょう。現場からの狭い視野だけで上司を判断すると、正確な上司の姿が見えなくなります。上司も昔は管理職ではなく、現場で働いていたのですから。

 普段から社内だけではなく、客観的な視点を持つ社外の人と接することを強くお勧めします。社内だけの世界では鎖国状態になり、比較ができません。社外は別に学生時代の友人でも構いません。社内の事情を知らないくせにという、内弁慶な発想しかできないのであれば、転職は無理です。せいぜい、今の会社にしがみついて下さい。


・収入
 人間関係の次に挙げられる原因は収入でしょう。収入は比較的客観的に比較できます。自分の年齢で同じような経験の場合、収入はいくらか?どうやって調べるのが一番いいのか?ネットで調べるよりも、職業紹介会社と話をするのが一番客観的な情報を得ることができます。ネットとかで調べたら、私はこんなに価値の低い人材ではないと過大評価しがちです。他人の客観的な評価、更には採用関係のプロの目から見た適正年収を聞くのが最適です。下に参考資料を添付します。是非ともご覧下さい。

某職業紹介会社による年収実績一覧  average.pdf へのリンク
2003年1月〜2004年3月
35歳以下の年収(賞与・残業込)


・会社の将来性
 会社の評価はどうすれば分かるでしょうか?上場企業なら、株価や決算が公表されているので簡単に入手できます。しかし、世の中のほとんどが中小企業で、ましてや株式公開などしておりません。ではどうやったら会社の将来性が分かるのか?会社のキーパーソン(社内でNo.2の存在、COOのような存在)が何の前触れもなく辞めたら、かなり怪しいと思います。あとは、管理系(総務・経理等)の人間が連続して辞めるのも怪しいです。売上の連続的な減少、赤字の拡大など明確な数値が分かればいいのですが、経理や役員でないと分かりませんね。私の個人的な意見としては、会社の業種の将来性よりも、社内体勢の不備の方がよっぽどリスクが高いと思います。情報漏洩が起こりそう、従業員の不満が爆発しそう、部門最適化しか考えられない社員の集まり、部下を育てる土壌がない・・・このような目に見えないリスクこそが会社の将来性だと思います。働いていたら、こんなリスクがあるのかどうかは分かるでしょう。もし分からないのであれば、一歩引いて会社を見て下さい。そうすればおそらく、分かるでしょう。


以上が考えられる、主な理由でしょう。それ以外にありましたら(って、必ずあります)連絡下さい。
転職がすべてではありません。仕事の方法をほんの少し変えれば、良い方向に向かうことも多々あります。
冷静に考えて下さい。転職は単なる一手段です。目的にしてはいけません。
そうなると、本来の目的が見えなくなってしまいます。


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