近鉄ファン

私が初めてプロ野球観戦をしたのは、小学校6年生の頃、西宮球場でのオリックスvs近鉄でした。オリックスファンは和やかで、和気あいあいとしていました。一方近鉄ファンは、外野と内野でバラバラの応援。ラッパが一瞬輪唱のように聞こえましたが、ただ統制がとれていないだけです。その時の近鉄は強かった。ブライアントの大活躍で優勝。そして日本シリーズはK藤哲による暴言でまさかの4連敗。

私がなんで近鉄ファンのことを書くかというと、施設応援団の選手応援で、現在でも「かっ飛ばせ紀洋、ダイエー倒せよ!」というように、倒せよと言っているからです。以前はオリックスもやっていましたが、神戸に来てからなくなりました。あと、外国人選手には「go go let's go ローズ、KO KO HAWLS!」となぜか英語で言っています。相手ピッチャーが代わると、「さよならなよなら○○、阪急電車ではよ帰れ!」というのは近鉄ファンがはじめました。阪神ファンもやってますが、パクっているだけです。

私の主観では阪神ファンよりも近鉄ファンの方が怖くて、年季が入っています。阪神ファンは怖いと思っている人は多いと思います。どう考えてみても近鉄の方が密度は濃いです。以前も触れましたが、セ・リーグだけが野球ではありません。特にアホな読売ファンはパ・リーグを見下したり、存在を無視していますが、そんな視野の狭い奴は放っておきましょう。有名な野球解説者でも、両リーグの開設ができる人は少ないです。田尾、森、西本くらいです。あとは基本的にセ・リーグしかできません。

応援のやり方が1番うまいのは、ロッテです。でも1番怖いのは間違いなく近鉄です。
なんかまとまりのない文章になってしまいました。

ここで近鉄ファンの、近鉄ファン(マット損さん)になった理由を掲載します。

きっかけは父親の影響ですね。父親が近鉄にはまったのは西本幸雄名将の下、プロ野球のお荷物球団から常に優勝争いができるようになった昭和50年前後らしいです。それまでは長嶋にあこがれていたらしいですが、そこからよくぞ近鉄に傾いたなあと感心します。
さて僕の近鉄ファン歴ですが、僕はただ「父親の影響」という理由だけで近鉄ファンになったとは言いません。
きっかけはそうですが、もし父親が阪神や巨人ファンなら20歳までにそのファンを辞めていた自信があります。
近鉄には近鉄にしかない魅力があります。
★ここ20年間近鉄は打高投低(今年なんかそうですが)になることはあっても投高打低には決してなりません。つまり「打」のチームというチームカラーがはっきりしている点。20年間このスタイルを貫いているチームは無いと思います。
★「事実は小説よりも奇なり」といいますが、近鉄は球史に残るドラマに実に良く絡んでます。
例)1979年 江夏の21球
  1988年 10・19
  1989年 ブライアント、あの常勝西武から4連発で神がかり的な逆転優勝
  1994年 S木監督の下、6月の時点で首位と14ゲーム差のダントツの最下位。「勝手にしろ」とS木が言った瞬間
         にその後32勝4敗という信じられない成績で8月一時は首位に。
  1997年 0−10から試合をひっくり返す

これらのシーンに一度でも直接出会っていればみなさんも近鉄の魅力に気づくでしょう。こんなドラマチックなチームないです。
★人間臭いチーム故の強さと脆さがある。これがまた魅力。
例)1981年 優勝の次の年最下位
  1989年 Gに日本シリーズで3連勝するも、バカ投手Kが調子に乗って「巨人はロッチよりも弱い」発言で巨人の
         逆鱗に触れ4連敗
  1994年 13連勝を「私の手腕だ」とS木が言った瞬間にテンション下がり結局2位

と、まあ僕が近鉄に入れ込む理由はこんなところでしょうか。ドーム野球全盛の昨今、近鉄は未だに門田のようなフルスイングをチームの8割型がやってます。こんなチーム他にないでしょ?アホみたいに深夜まで素振りしてる野球馬鹿の集まりなんです。こんなバカ正直な人間臭いチームが僕は大好きです。


フリーエッセイの目次へ